ファンの側にとっても、調教データの見方は更新を迫られている。大手競馬メディアのNetKeibaやJRAオフィシャルサイトで公開される調教タイムを分析すると、改修前と比べて全体時計が平均0.5秒以上短縮している傾向が浮き彫りになった。
だが、単に「速い時計が出ているから好調」と早合点するのは危険だ。全体時計が速くても終いの1ハロンで時計が掛かっている馬より、全体のラップが均等で上がり重点にまとめられた馬のレース好走率が突出して高い。最新データの表面的な数字だけでなく、ラップ推移の中身を見極める視点がこれまで以上に求められる。