伊勢本街道沿い、松阪市街地から奈良・吉野方面へと抜ける国道166号線を進むと、木造の雄大な建物群が姿を現します。道の駅飯高駅にある「香肌峡温泉 いいたかの湯」が人気の理由とは、何よりも「道の駅の付帯施設」という先入観を鮮やかに覆す本格的なクオリティにあります。
多くのドライバーにとって、ドライブウェイ沿いの入浴施設は「長距離移動の疲れを軽く洗い流す場所」にとどまりがちです。しかし、いいたかの湯は違います。一歩足を踏み入れれば、清掃の行き届いた清潔な館内に漂う木の香りと、吹き抜けを活かした開放的な和の意匠が出迎えてくれます。現地を訪れた温泉ファンが口を揃えて「わざわざここを目的に遠回りする価値がある」と証言する背景には、徹底された空間づくりと、奥香肌峡の豊かな自然環境を最大限に活かした建築設計が存在します。
観光三重をはじめとする各自治体・観光協会の公式発表資料でも、県内屈指の満足度を誇る日帰り温泉として常に上位に挙げられており、2026年を迎えた現在もその評価は揺らいでいません。