クシトゲオイグアナの飼育で最も注意を払うべきステージが「ベビー期」です。成体は乾燥と強光を好みますが、体が小さい幼体は脱水を起こしやすいため、ケージ内の一部に湿らせたミズゴケを入れたウェットシェルターを設置し、毎日朝にケージ壁面への軽い霧吹きを行って水分補給を促します。
食性は成長段階によって大きく変化する「雑食性」です。成長期であるベビーからヤング期は毎日給餌を行い、デュビアやコオロギといった活餌を中心(全体の6〜7割)にしつつ、細かく刻んだ小松菜、チンゲンサイ、モロヘイヤなどの葉野菜を混ぜて与えます。昆虫を与える際は、カルシウムパウダーのダスティングが不可欠です。
成熟したアダルト個体になると植物食傾向が強まります。肥満や内臓疾患を防ぐため、成体の餌頻度は2日〜3日に1回へとシフトし、カルシウムとリンの比率に優れた緑黄色野菜や野草、市販のイグアナ用人工フードをメインメニューにします。昆虫やピンクマウスなどの動物性タンパク質は、おやつ程度(月1〜2回)に留めるのが健康維持の秘訣です。