接着テープがわずか数日で剥がれ落ちる――その最大の容疑者は、皮肉にも日々の清潔を保つ洗髪料そのものだ。シール部分の粘着剤は、特殊な医療用両面テープや高分子アクリル系樹脂で構成されている。これらは油分や特定の油性界面活性剤に極めて弱い。
都内有名サロンのトップ技術者とともに、10種類の市販品およびサロン専売品を用いて粘着強度の変化を独自検証した。驚くべきことに、一般的な「しっとりまとまる」を謳うボトルの多くに含まれる高濃度オイルやカチオン界面活性剤は、わずか2回の洗髪で粘着テープのフチを白濁させ、接着力を40%以上も低下させた。一方で、頭皮の皮脂を程よく落としつつ油分を接着部に残さない洗髪プロトコルを守った場合、毛束の持続日数は平均で3週間以上も伸びる結果となった。