幹部自衛官を目指す際の最大の関門となるのが「幹部候補生採用試験」です。一般的な公務員試験における自衛隊幹部候補生の難易度は、国家公務員一般職や地方上級公務員と同等以上のレベルに位置付けられます。
大学の難易度指標に換算した場合、幹部候補生学校の偏差値は60〜65相当と評価されます。特に一般幹部候補生(大卒程度試験)における採用倍率は、職種や年度によって変動するものの、陸上で4〜6倍、航空・海上で5〜8倍、文系区分では10倍を超える年度も珍しくありません。
入校後は、防衛大学校卒業生と一般大学出身者の違いが注目されがちです。防衛大学校出身者は4年間の全寮制生活を通じて自衛隊の基礎動作や規律をすでに身につけているため、入校当初は圧倒的に有利に見えます。しかし、一般大学出身者は専門的な学問的バックグラウンドや柔軟な発想力で急速にキャッチアップし、数か月後には差がなくなっていきます。教育期間(一般大卒は約9か月〜1年、防大卒は約半年〜8か月など区分による)を終える頃には、出身の壁を越えた強固な同期の絆が生まれます。