ネット上のコミュニティ(SNS・知恵袋・各種健康掲示板)では、「親の耳たぶにクッキリ線が入っていて心配になった」「テレビの健康番組で見て自分の耳を確認したら深いシワがあり、怖くなって眠れない」といった切実な声が数多く投稿されています。
循環器内科の臨床現場では、実際に以下のような経緯で重篤な疾患が未然に防がれた事例が報告されています。
「50代男性の患者さんは、理髪店の店主から『耳たぶにシワがあるから一度心臓を診てもらった方がいい』と勧められて受診。本人は無自覚のまま心電図と頸動脈エコーを実施したところ、右冠動脈に90%の高度狭窄が見つかり、緊急でカテーテル治療(ステント留置術)が行われ心筋梗塞を回避できました」
一方で、SNS上には「シワがある=即座に心臓が止まる」という極端な誤解から、強迫観念にかられて不必要なパニックに陥るユーザーも散見されます。現場の医師が口を揃えるのは、「耳たぶのシワは確定診断の道具ではなく、隠れたリスクを知らせるアラートランプに過ぎない」という事実です。冷静に身体の現状を把握するためのきっかけと捉える姿勢が求められます。