ポルンというキャラクターが爆発的な人気を獲得した要因として、声優・池澤春菜による圧倒的な演技力を外すことはできない。甲高い声で放たれる愛くるしいフレーズの中に、無垢な幼さと王族としての気品、そして泣きじゃくる際の真に迫った感情表現を絶妙なバランスで同居させた。彼女の変幻自在な芝居があったからこそ、ポルンは視聴者に「手のかかる愛しい我が子」のように受け入れられたのである。
商業的な側面でも、玩具大手のバンダイが展開したアイテム群は凄まじいセールスを記録した。ポルンを模した液晶玩具や、連動ギミックを備えた変身・攻撃アイテムは、クリスマス商戦をはじめとするマーケットで記録的なヒットを飛ばした。
液晶画面の中でポルンのお世話をし、コミュニケーションを取る玩具のヒットは、子どもたちにとってポルンが画面の向こう側の存在ではなく、日常を共にするリアルな友達となった証左だった。