それにしても、なぜ48年もの歳月が必要だったのか。カナダ郵便公社(ジャパンポスト経由)の広報担当者によると、こうした超長期の遅配は極めて稀だが、古い郵便局の改修工事や、廃止された仕分け施設の整理の際に、古い什器の隙間から発見されるケースが稀にあるという。
「意図的な留置ではなく、物理的な紛失だった可能性が高い」と担当者は説明する。しかし、発見された後に「宛先不明」として破棄せず、2026年の最新のデータベースと照合し、現在の居住者を突き止めて届けた郵便局員の執念には、国内外から称賛の声が集まっている。