榮倉奈々のキャリアの幕開けは、まさにシンデレラストーリーそのものでした。2002年、中学3年生(当時14歳)のときに修学旅行で訪れていた渋谷109の前でスカウトされたことがすべての始まりです。芸能界への強い執着があったわけではなかったものの、その規格外のスタイルの良さと屈託のない笑顔は、スカウトマンの目を一瞬で奪いました。
同年から女性ファッション誌『Seventeen(セブンティーン)』の専属モデルとして活動を開始。当時の同誌は、鈴木えみ、北川景子、木村カエラ、田中美保らが誌面を彩る、まさに伝説的な黄金期を迎えていました。その群雄割拠のなかで、榮倉奈々は持ち前の明るいキャラクターと健康的でしなやかな美しさで瞬く間にティーンのカリスマへと上り詰めます。
昔の写真や誌面を振り返ると、過剰な装飾に頼らない素肌の透明感と、見る人を無条件で元気にさせる太陽のような笑顔が際立っています。「女子中高生がなりたい顔ナンバーワン」として幾度となく表紙を飾り、モデルとしてのポージング技術や私服センスは同世代のファッションアイコンとして絶大な影響力を誇りました。