Web上の一部コミュニティで「上野さんは不器用は打ち切りだったのではないか」という根拠のない憶測が飛び交った時期があります。しかし、出版業界の動向および連載データを精査すれば、その説が完全な誤解であることは明白です。
本作は白泉社『ヤングアニマル』にて2015年5号から2022年7号まで、約7年間にわたる長期連載を達成しています。ギャグ・ショートコメディというジャンルにおいて、マンネリ化を回避しながら7年間掲載され続けること自体が異例のロングランです。単行本はちょうど区切りの良い全10巻で完結しており、作者のtugeneko氏がプロットをコントロールしきった上での計画的な着地であったことが見て取れます。
打ち切り説が検索エンジンでサジェストされる背景には、連載終了時にありがちな「突然終わってしまった喪失感」からファンが検索を繰り返した現象や、単行本刊行ペースの落ち着きを誤読したユーザーの存在が挙げられます。公式発表資料および掲載誌の扱いを見ても、本作が打ち切られた痕跡は一切存在しません。