ネット上で独り歩きしている「いつから錯覚していた」というフレーズですが、その発祥は原作コミックス第45巻収録の第392話「The Breaking Glaze」です。
物語の舞台は、死神たちと破面(アランカル)軍団の総力戦が描かれた「破面篇・空座町決戦」のクライマックス。尸魂界(ソウル・ソサエティ)の屋台骨を支える護廷十三隊の隊長格、そして平子真子ら仮面の軍勢(ヴァイザード)が力を結集し、神のごとき強さを誇る藍染惣右介ただ一人を包囲して死闘を繰り広げていました。
数々の犠牲を払いながら連係攻撃を重ね、最後に十番隊隊長・日番谷冬獅郎の氷の刃が藍染の胸を貫通します。「勝った」――誰もが激闘の幕切れを信じたその刹那、背後から現れた藍染本人が冷酷に言い放った台詞こそが、この一撃でした。