ステータス設計において、最も誤解が蔓延しているのが「移動速度」と「近接攻撃力」の仕様です。
まず、ARK ASAステ振り違いの象徴であるARK移動速度上限についてです。前述の通り、公式仕様ではサバイバーの移動速度にポイントを割り振ることが原則不可能となりました。これにより、ASE時代のように「生身でラプトルより速く走り抜けて逃げ切る」というプレイスタイルは通用しません。逃走や索敵は完全にテイム恐竜に依存する設計となっており、サバイバー単独での生存戦略は「受けるダメージを減らし、重量過多を避けて円滑に行動する」方向へ完全にシフトしました。
次に、ARK近接攻撃力効果に関する誤認です。「近接攻撃力を上げればクロスボウやライフル、ショットガンの威力も上がるのではないか」と考えるプレイヤーが後を絶ちませんが、これは明確な誤りです。近接攻撃力が適用されるのは、槍、剣、ピッケル、斧などの直接打撃武器および素手に限られます。遠隔武器のダメージは、武器自体の「攻撃力パーセンテージ(品質)」にのみ依存します。
ただし、近接攻撃力には「ピッケルや斧での素材採取量が増加する」「棍棒使用時の相手への気絶値付与量が増加する」という隠れた恩恵があります。ソロプレイで序盤の資材集めを効率化したい場合や、対人戦で昏睡を狙う特殊なビルドを除き、終盤のサバイバーが過剰に近接攻撃力を上げるメリットは限定的です。