正午の鐘が鳴る前から客足が途絶えない最大の理由は、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るランチタイムと、数量限定で提供されるプレミアムな逸品にある。今回の取材で明らかになった人気メニューの全貌は、どれも期待を大きく上回る完成度だった。
平日限定のランチ定食は、手頃な価格帯ながら一切の手抜きがない。炊きたての宮城米、出汁の効いた味噌汁、自家製の漬物、そして山盛りの千切りキャベツが脇を固め、主役の揚げたてとんかつを引き立てる。ご飯とキャベツがおかわり自由という太っ腹なサービスも、働く人々やファミリー層の胃袋を掴んで離さない大きな要因だ。
さらに注目すべきは、仕込み数が限られている「特選厚切りメニュー」だ。一頭からわずかしか取れない希少部位を豪快に切り分けた一皿は、開店からわずか1時間足らずで完売することも珍しくない。肉の厚みは3センチ近くに達するが、歯がすんなりと入るほど柔らかい。これを求めて開店前から並ぶ常連客がいるのも納得のクオリティだ。