ミラが本格的に映画界の脚光を浴びるきっかけとなったのが、1991年の主演映画『リターン・トゥ・ザ・ブルーラグーン(青い珊瑚礁)』です。ブルック・シールズ主演の前作に続く続編として制作された本作で、当時わずか15歳だったミラは無人島で育つ少女リリー役を熱演しました。
南国の自然を背景にした大胆な露出シーンや初々しい濡れ場シーンは、公開当時大きなセンセーションを巻き起こしました。未成年でのヌード撮影には賛否両論が飛び交いましたが、ミラ自身は後年のインタビューで「自然の中で成長していく人間の純粋さを描くために必要な表現だった」と振り返っています。彼女が放つ野性的かつ圧倒的な透明感は、観客の心に鮮烈なインパクトを残しました。
その後も、1992年の『チャップリン』や1993年の『バッド・チューニング』など、ミラ・ジョヴォヴィッチの若い頃の出演作では、物怖じしない身体表現と繊細な感情演技が光り、ハリウッドにおける演技派女優としての地盤を着実に固めていきました。