首がゴリゴリ鳴る原因の正体とは?危険な理由と正しい治し方を徹底解説

首がゴリゴリ鳴る原因の正体とは?危険な理由と正しい治し方を徹底解説

首がゴリゴリ鳴る原因の正体とは?危険な理由と正しい治し方を徹底解説についての真相を徹底解説します。

首の後ろにゴリゴリした塊を感じると、指先やマッサージ器で力を込めて押し潰そうとする人が後を絶ちません。「老廃物の塊だから強く揉んで流すべき」「痛気持ちいい強さでゴリゴリほぐすのが正解」というネット上に散見される言説は、解剖学的に見て危険な誤謬です。

触知できる「ゴリゴリ」の正体は老廃物の塊などではなく、過度な緊張により筋線維が束状に硬直した「筋硬結(トリガーポイント)」です。首周りの筋肉は、体幹の筋肉と比較して非常に繊細かつ薄いレイヤーが幾重にも重なり合っています。ここに強烈な指圧や器具による打撃を加えると、筋膜や筋線維が容易に微小断裂を起こします。

損傷した筋線維が修復される際、生体防御反応によって以前よりもさらに硬い結合組織(線維化)へと置き換わります。マッサージを受けた当日は一時的に血流が促されてほぐれたように感じても、翌日以降に「揉み返し」が起き、最終的により強固なコリへと悪化していくのはこのメカニズムによるものです。首に対して力任せの圧迫を加える行為は、火に油を注ぐような結果になりかねません。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。