儀式における初七日の服装マナーは、遺族・参列者ともに原則として「準喪服(正喪服に準ずるブラックフォーマル)」を着用します。男性は光沢のないブラックスーツに白無地シャツ、黒ネクタイ。女性は黒のアンサンブルやワンピースを選び、露出を避けます。別日に家族だけで小規模に行う場合でも、略喪服(ダークスーツや地味な平服)程度に留め、カジュアルすぎる服装は避けるのが礼儀です。
また、宗派による違いとして知っておくべきが浄土真宗におけるマナーです。浄土真宗では「亡くなった人は即座に極楽浄土へ往生し成仏する(往生即身成仏)」と説くため、審判のために追善供養を行うという概念がありません。そのため、香典袋の表書きは最初から「御霊前」ではなく「御仏前(御佛前)」を使用します。初七日法要そのものは、故人を偲び仏法に触れる感謝の仏事として執り行われます。
日程決めに関して「友引に初七日を行ってもよいのか」と悩む声がありますが、友引を避ける理由は主に火葬場が休業していることや「友を引く」という民間信仰に由来するものであり、仏教の教義上は何の禁忌もありません。初七日法要を友引の日に執り行うことは全く問題ありません。