柴田氏が運営していた公式ブログ「工藤明男のブログ」は、更新されるたびに数百万PVを集める巨大プラットフォームと化していました。そこでは書籍に収まりきらなかった現役タレントのプライベート写真、広末涼子氏の元夫であるキャンドル・ジュン氏に関する記述、六本木の裏金脈などが次々と投下され、既存の週刊誌報道を凌駕する生々しさを持っていました。
当時、ネットコミュニティや大手掲示板「5ちゃんねる」では、彼に対する評価が真っ二つに分かれていました。
- 肯定派の論調:「警察すら手を出せなかった関東連合の悪行を命がけで暴いた唯一の男」「これだけの文筆力と分析眼を持ったアウトローは過去に存在しない」
- 批判派の論調:「かつて自分も暴力を楽しんでいた加害者でありながら、被害者ぶって仲間を売って印税を稼いでいる」「結局は自己正当化と保身の塊に過ぎない」
知恵袋やSNS上では、柴田氏の正体が「筆名・神原三吉」ではないかといった憶測や、別人物との混同もしばしば見受けられました。しかし、彼自身が顔写真を一部公開し、メディアのロングインタビューに肉声で応じるにつれて、その知的な語り口と裏腹な「拭えない暴力の影」に読者は圧倒されていったのです。