手紙や書類を出す際、無意識に「切手は左上」と思い込んでいませんか。実は、横封筒(横長にして使う洋封筒)における切手の正しい位置は「右上」です。この配置には、日本郵便の定形封筒横書き規定および機械処理システムに直結した明確な物理的理由が存在します。
郵便局の仕分け拠点に導入されている区分機は、郵便物の長辺を底面にして高速搬送します。その際、縦型封筒であれば「左上」、横型封筒であれば「右上」に切手(消印を押す位置)が来るよう設定されています。もし横長封筒の左上に切手を貼ってしまうと、機械が切手を検知するために郵便物を反転・回転させる必要が生じたり、手作業での仕分けに回されたりして、消印漏れや配達遅延の原因になりかねません。
万が一、左上に貼って投函した場合でも「引受拒否」になるわけではありませんが、郵便業務の円滑化と受取人への配慮というマナーの観点からも、「横書きなら右上」が絶対の基本原則です。