所要時間の計算において最も見落とされやすいのが、専用バスで移動する体験プログラムの存在です。博物館の専用ツアーとして絶大な人気を誇る野外恐竜博物館 化石発掘体験は、本館とは物理的に離れた実際の発掘現場(勝山市北谷町)へ専用バスで向かいます。
ツアーの全行程は約120分(2時間)に固定されています。内訳は、往復のバス移動に約40分、発掘現場の地層解説や展示見学に約30分、実際の岩石をタガネとハンマーで割る発掘体験に約40分、そして準備と片付けです。集合時間の15分前には本館前バス乗り場に待機する必要があるため、このツアー単体で拘束時間は実質2時間30分に達します。つまり、本館展示とこの発掘体験を両立させようとした瞬間に、必要な滞在時間は最低でも5時間へと跳ね上がります。
さらに、博物館を取り囲む広大な都市公園であるかつやま恐竜の森の滞在時間も計算に入れておかなければなりません。敷地内にあるウォークスルー型アトラクションの勝山ディノパーク 所要時間は、森林コースを歩いて回るだけで約30分から40分。実物大の動く恐竜が50頭以上潜むリアルな森を歩き、併設の巨大昆虫ツアーやガオガオボートなどの乗り物まで楽しめば、優に1時間30分は消費します。これらに公園内の大型アスレチック遊具での遊び時間を加味すると、子連れの旅行者が丸一日をこのエリアだけで過ごすことになるのは極めて自然な流れです。