この場所が他のレジャー施設と一線を画す最大の理由は、生物との圧倒的な近さにある。「爬虫類・両生類ふれあい体験」エリアでは、普段は遠くから眺めることしかできないトカゲの滑らかな鱗や、ヘビの筋肉質な胴体の重みを腕全体で受け止めることができる。ひんやりとした皮膚の感触に最初はおっかなびっくりだった子どもたちが、数分後には満面の笑みを浮かべている姿が日常茶飯事だ。
体重数十キロを超える巨大ゾウガメの背中に手を添えての記念撮影は、旅のハイライトとして外せない。生きた化石とも称される彼らの力強い息遣いを間近に感じる時間は、生命の神秘を肌で理解する得がたい学びの場でもある。
そして、館内の一角で突如として巻き起こる大歓声。その中心にあるのが、名物企画の「カメレース」だ。コース上に並べられた個性豊かなカメたちが、それぞれのペースでゴールを目指す。実況担当者の巧みなトークが会場の熱気を煽り、観客は推しガメの背番号を叫びながら一喜一憂する。単純明快でありながら大人も子どもも理性を忘れて熱中してしまうエンターテインメントの真骨頂がここにある。