頭の重さは何キロ?ボウリング玉並みの負荷とスマホ首改善法

頭の重さは何キロ?ボウリング玉並みの負荷とスマホ首改善法

頭の重さは何キロ?ボウリング玉並みの負荷とスマホ首改善法とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

頭部が本来の位置(耳の穴と肩の位置が垂直に一直線上に並ぶ状態)にある場合、首にかかる負荷は頭そのものの重量である約4〜6kgで済みます。しかし、画面を覗き込むように顔を前に突き出したり、下を向いたりすると、テコの原理によって頸椎負荷メカニズムが大きく変化し、首関節と周辺筋肉にかかる荷重は跳ね上がります。

米国ニューヨークの脊椎外科医ケネス・ハンスラージ(Kenneth Hansraj)博士の生体力学シミュレーションをはじめとする複数の研究データから、頭部の前傾角度と首への実質負荷の関係は次のように数値化されています。

首の前傾角度詳細・数値データ(首への実質負荷)一般的な基準・身近な例え編集部の見解・評価0度(正しい直立姿勢)約 4 〜 6 kgボウリング球(10〜12ポンド)1個分骨格で支えられており筋肉への疲労蓄積は最小限15度(ややうつむき)約 12 kg2歳児の平均体重 / 2Lペットボトル6本PC作業中に無意識に画面に近づいた初期段階の負荷30度(デスクワーク姿勢)約 18 kg小学1年生(約5〜6歳)の体重相当僧帽筋・肩甲挙筋が持続的に収縮し血行障害が始まる45度(深いスマホ操作)約 22 kg小学2〜3年生の体重 / 大型米袋2袋強首の靭帯や椎間板への圧迫が限界値に近づく危険水準60度(手元を覗き込む)約 27 kg小学3〜4年生(約8〜9歳)の平均体重ストレートネックの固定化および神経圧迫のリスクが極大

手元でスマートフォンをいじる際、多くの人は無意識のうちに45〜60度ほどうつむいています。つまり、首の上に小学3〜4年生の子どもを乗せているのと変わらない負荷を、首の後ろ側の筋肉だけで何時間も支え続けているのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。