家庭教師のガンバを検討する保護者の多くが、比較対象として挙げるのが「家庭教師のあすなろ」です。両社は対象地域が重なる部分が多く、「勉強が苦手な子のやる気を引き出す」「30分1,000円の訴求」「予習復習用オリジナルテキストの併用」というビジネスモデルの根幹が極めて似通っています。
両者の細部を比較すると、サポート体制と講師陣の運用に差異が見られます。
あすなろは全国規模での認知度が高く、発達障害コミュニケーション指導者などの資格取得支援をアピールする傾向が強いのに対し、ガンバは首都圏・東北・甲信越エリアへの地域密着体制を堅持しています。ガンバは専任スタッフによる家庭への定期連絡や、LINEを用いた学習進捗・質問サポートなど、地道なフォローアップに定評があります。
特に特筆すべきは、不登校支援と学校復帰・進学実績です。ガンバには不登校や起立性調節障害などを抱える児童への指導ノウハウが蓄積されており、在籍する大学生講師に対しても「否定しない傾聴の姿勢」「小さな成功体験の積み重ね」を徹底する研修が行われています。通信制高校の選び方や、出席扱い制度の適用に向けた学校側との折衝アドバイスなど、単なる学力向上にとどまらない支援体制は他社にない強みと言えます。
なお、派遣されるアルバイト講師の労働環境に目を向けると、時給換算で2,000円前後(30分1,000円〜)が保証されており、個別指導塾のコマ給相場(時給1,200円〜1,500円程度)と比較して高水準です。そのため、東京大学や早慶、国公立・有名私立大の意欲ある学生が集まりやすい環境が整っています。ただし、事前の指導準備や移動時間に対する手当は限定的であるため、講師個人の責任感や熱量にサービスの質が左右されやすい側面は否めません。