かつてアーティストの命運を握っていたのはテレビの音楽番組やラジオのパワープレイだった。しかし、メディアの主役が地上波テレビから動画配信サービスやSNSへと移行したことで、アーティストの生き残り戦略も根底から変化した。テレビに出露出しないことが「消えた」ことを意味した時代は終わりを告げたのだ。
Netflixなどの国際的な動画配信プラットフォームで過去の楽曲が映画やドラマの挿入歌として採用され、世界中でリバイバルヒットする事例が相次いでいる。地上波の枠組みから外れたアーティストたちが、グローバルなストリーミング市場やニッチなファンコミュニティを戦場として再定義し、メディア露出に頼らない独自の経済圏を確立している。