幻の銘石「日高ヒスイ」の正体とは?本物の見分け方や価値を徹底解説

幻の銘石「日高ヒスイ」の正体とは?本物の見分け方や価値を徹底解説

幻の銘石「日高ヒスイ」の正体とは?本物の見分け方や価値を徹底解説について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

日高ヒスイが発見されたのは、北海道日高町を流れる沙流川(さるがわ)水系およびその支流の山中でした。地質学的には、超塩基性岩である蛇紋岩体と優白質岩が接触する特殊な変成帯(ロディン岩)の中で、気の遠くなるような年月と超高圧・熱水作用を受けて形成されたと考えられています。

通常、ガーネットといえば透明度のある十二面体などの単結晶(赤色やオレンジ色など)をイメージしがちですが、日高ヒスイは微細な結晶が無数に緻密に結合した「塊状(ブロック状)」の形態をとっています。この構造が、翡翠特有のとろみのある質感と高い靭性(割れにくさ)を生み出しているのです。

昭和40年代の発見直後、鉱物学者や宝石業界からは「日本屈指の美石」として絶賛され、国内外の鉱物学会でも学術的価値の高さが大きく報じられました。北海道の厳しくも豊かな大地が生み出した、地球の奇跡と呼ぶにふさわしい銘石といえます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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