天ぷら鍋を長期間快適に使い続けるためには、素材に合わせた適切なメンテナンスと油の酸化防止策が欠かせません。油は「光・空気(酸素)・熱・水分」によって急速に劣化(酸化)が進み、不快な戻り臭や有害な過酸化脂質を生成します。
鉄製天ぷら鍋の場合、使用直後は洗剤を使わずにお湯とササラやたわしで汚れを落とし、コンロの弱火で水分を完全に飛ばしてから薄く油を塗布するのが基本です。コーティング加工やホーロー鍋の場合は、表面のガラス質を傷つけないよう柔らかいスポンジと中性洗剤で優しく洗い上げます。焦げ付きが生じた際は、重曹を溶かしたぬるま湯を張ってしばらく放置すると、無理に擦ることなくスルリと落とすことが可能です。