どれほど周到に準備していても、電車の遅延や突発的なトラブルは起こり得ます。そこで把握しておくべきなのが、ネット上に散見されるデマの真偽と、現実的なテストセンター遅刻の対処法です。
巷では「5分程度の遅刻なら交渉次第で受けさせてもらえる」「電話さえ一本入れれば融通が利く」といった楽観的な書き込みが見られますが、これは極めて危険な誤解です。プロメトリックやピアソンVUE、英検S-CBTなどの厳密な国際・公的基準に準拠したCBT試験では、「試験開始時刻または集合予定時刻を1分でも過ぎた時点で自動的にロックがかかり、システム上受験不可となる」運用が徹底されています。現場スタッフの裁量で試験時間を後ろ倒しすることは物理的に不可能です。
もし移動中に「どうしても間に合わない」と判明した場合、取るべき適切な初動は試験種別によって異なります。
リクルートのSPIテストセンターの場合、予約していた枠の開始前であれば、マイページ上で別日程への変更が可能な場合があります。しかし、開始時刻を跨いでしまうと「無断欠席」として処理され、企業への提出期限が迫っている場合は致命傷になりかねません。公共交通機関の大規模障害が発生している際には、各試験団体の緊急コールセンターに連絡し、駅で必ず紙の遅延証明書またはWeb遅延証明のスクリーンショットを確保してください。主催者側の判断による特別振替措置が適用される唯一の根拠となります。