金劔宮を訪れる際、絶対に知っておくべき決定的な作法が2点存在します。境内随一の霊地とされる「乙剱社(おとつるぎしゃ)」の存在、そして近隣に鎮座する加賀一ノ宮・「白山比咩神社」との参拝順序です。
境内最強のパワースポットと称される「乙剱社」
金劔宮の境内に足を踏み入れたら、本殿への参拝だけで満足して引き返してはなりません。本殿の左手奥に鎮座する小さな境内社、それこそが金運祈願の核心部とされる「乙剱社」です。祭神には彦火火出見命(ひこほほでみのみこと=山幸彦)が祀られており、失われた釣り針を求めて海神の宮へと赴き、潮干珠・潮満珠を得て富と繁栄を手に入れた神話に由来します。
船井幸雄氏が特に強いエネルギーを感知したと語り継がれているのも、まさにこの乙剱社の社殿前です。古びた木造の小さなお社ですが、鬱蒼とした木立ちの中に凛とした空気が漂い、熱心な崇敬者が長きにわたり祝詞を奏上する姿が見られます。本殿で主祭神に日頃の感謝と敬意を伝えた後、乙剱社において自らの生業に対する誓いと覚悟を表明するのが、伝統的な参拝順路とされています。
白山比咩神社から金劔宮へ巡る「正しい参拝順序」
金劔宮から車でわずか約5分の距離には、全国に3,000社以上ある白山神社の総本宮であり、加賀国一ノ宮である白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)が鎮座しています。神道における地域秩序や神格の序列、礼儀を重んじるならば、「まず親神であり総本宮の白山比咩神社へ挨拶に伺い、その後に金劔宮を参拝する」という順序が最も格式高い参拝ルートとなります。
白山比咩神社の祭神・菊理媛尊(くくりひめのみこと)は、「結び」や「調和」を司る神です。あらゆる乱れた因果を調和させ、人間関係や物事の滞りを清め整えた状態を作ったうえで、金劔宮の力強い「開拓と金運」のエネルギーを受け止める。この二社参りを行うことで、単なる金銭欲を超えた、物心両面の豊かな循環を生み出す土台が完成します。