条件どおりに初期費用を支払う必要は必ずしも存在しない。賢い借り手は、契約前のわずかな交渉で数十万円の削減に成功している。
まず狙い目は「礼金」の減額交渉だ。「即決するので礼金を1ヶ月分からゼロにできませんか」という打診は、オーナーにとって「空室リスクが消える」という明確なメリットがあるため非常に通りやすい。特に閑散期(5月〜8月や11月)は成功率が跳ね上がる。
次に、不動産仲介会社が提示してくる見積もりの中の「不要な仲介オプション」を外すことだ。防虫スプレー代や書類作成手数料などは、交渉次第で簡単に外せる。見積もりをもらったら即答せず、「この項目は自分で手配します」「これは必須ですか?」と冷静に問い詰める度胸が求められる。