突如として「乙茂内美奈」という固有名詞がトレンドや関連検索に躍り出た背景には、ネット特有の情報拡散メカニズムが深く関わっています。発端を辿ると、特定の掲示板やSNS上で「珍しい名字を持つ著名人の関係者ではないか」という書き込みがなされたことが最初の引き金でした。
そもそも「乙茂内(おともない)」という名字は、岩手県二戸郡一戸町などを発祥とする極めて希少な家系であり、日本全国を合わせてもおよそ80名程度しか存在しないと推計されています。一般的に見かける機会が極めて少ない名字だからこそ、音楽グループ「Little Glee Monster」の元メンバーである荒井麻珠(本名が乙茂内姓と公表されている)をはじめとする著名人と短絡的に結びつけられ、「隠された血縁者ではないか」「芸能活動の裏方に関わっているのではないか」という憶測が一気に膨れ上がりました。
さらに、インフルエンサーの周辺情報や裏アカウント特定を目的とする「ネット特定班」と呼ばれるユーザー層が、断片的なアカウント名やハンドルネームを結びつけて拡散した結果、検索ボリュームが急激に跳ね上がり、大手ポータルサイトのサジェストを埋め尽くすという経緯をたどったのが真相です。