Q1:寅さんマドンナで最も出演回数が多い女優は誰ですか?
A1:寅さんの恋の相手として最多出演を誇るのは浅丘ルリ子さんです。旅回りの歌手・リリー役として第11作、第15作、第25作、第48作、そして第50作(回想および新撮)の計5作品に出演しました。また、満男の恋人役としてシリーズ後期を牽引した後藤久美子さんも計5作品に出演しています。
Q2:吉永小百合さんは何作に出演し、どんな役柄でしたか?
A2:吉永小百合さんは第9作『柴又慕情』(1972年)と第13作『寅次郎恋やつれ』(1974年)の計2作に出演しました。役名は高見歌子で、第9作では厳格な父親との関係に悩むOL、第13作では陶芸家と結婚したものの夫と死別し、自立への道を模索する未亡人という連続性のある成長ドラマを熱演しました。
Q3:竹下景子さんが複数の異なる役で何度も起用された理由はなぜですか?
A3:山田洋次監督が竹下景子さんの持つ知的な佇まい、清潔感、そして確かな演技力を深く信頼していたためです。第32作では寺の住職の娘、第38作では北の宿の素朴な女性、第41作では海外ツアーの案内係と、全く異なる設定のヒロインをすべて完璧に演じ分けました。
Q4:寅さんとマドンナが劇中で結婚する可能性はなかったのですか?
A4:設定上、結婚に最も近づいたのはリリー(浅丘ルリ子さん)でしたが、山田洋次監督はあえて結ばれない結末を選び続けました。寅次郎が家庭を持って定住してしまうと旅人としての物語が終了してしまうという劇作上の理由に加え、お互いの自由を尊重する寅次郎ならではの美学が結末に反映されていたためです。