2001年、江崎グリコ「アイスの実」のCM出演を機に芸能界入りを果たした沙也加さんは、翌2002年にSAYAKA デビュー曲『ever since』をリリース。ドラマ挿入歌として大ヒットを記録し、透き通るようなハイトーンボイスと瑞々しい感性を世に知らしめました。この楽曲の作詞は沙也加さん本人が手掛けており、当時から卓越した言葉のセンスを発揮していました。
しかし、母が敷いたレールの上を歩むことへの違和感や周囲の過剰な期待から、2005年に一度芸能活動を完全休止します。この約1年半の休止期間中、彼女は名前を伏せて飲食店でアルバイトを経験するなど、社会の現場で「生身の自分」を見つめ直しました。
復帰後、彼女が選んだ主戦場はテレビのバラエティや歌番組ではなく、実力がすべてを左右する舞台・ミュージカルの世界でした。舞台『イントゥ・ザ・ウッズ』『レ・ミゼラブル』『ピーターパン』などのオーディションを自力で勝ち取り、現場の泥臭い稽古を重ねる中で、ミュージカル女優経歴を着実に積み上げていきました。