従来の主流であったセパレート型ユニフォームは、腹部が露出し脚の可動域を最大化する形状として親しまれてきた。しかし、気候変化や個人のコンディションに応じて選択肢が乏しい点が長年のネックだった。日本陸上競技連盟も、選手が自らの意志で着用するスタイルを選べる環境作りを全面的に推進している。
日本の中長距離界を牽引する田中希実など、第一線で戦うランナーたちもユニフォームの多様化を歓迎する。田中は走る距離やその日の気象条件、あるいは自身の集中力を最も高められる形状を柔軟にチョイス。従来の「女子選手はこうあるべき」という固定概念が崩れ、個々のパフォーマンスを極限まで引き出すウェア選びが新常識となった。