かつて美術館のグッズといえば、堅苦しい図録やシンプルなポストカードが主流だった。しかし、ここ数年でそのイメージはガラリと変わった。ストリート感漂うオーバーサイズTシャツや、北斎の描いた鳥獣・妖怪・漫画のユーモラスな素描をワンポイント刺繍したキャップなど、タウンユースしやすいファッションアイテムが若者世代の心を掴んでいる。
厚手のキャンバス地を使用したトートバッグも隠れた人気商品だ。「北斎漫画」に描かれた人物のユニークなポーズがプリントされたバッグは、日常のコーディネートにさりげない遊び心と洗練された印象を与えてくれる。単に美術品を愛でるだけでなく、「アートを着る」「アートを持ち歩く」というスタイルが定着しつつある。