村田諒太氏のキャリアを語る上で欠かせない存在が、妻・佳子(よしこ)さんです。東洋大学職員時代に出会い、2010年に結婚。ロンドン五輪前の無名時代から、プロとして世界の頂点に立つまでの道のりを二人三脚で歩んできました。
ロンドン五輪で金メダルを獲得した際、スタンドで涙を流しながら声援を送る佳子さんの姿は大きな話題を呼びました。しかし、その華やかな場面の裏には、過酷な減量と試合の恐怖に直面する夫を支える徹底した献身がありました。
家庭内では「ボクシングの話を過度に持ち込まない」というルールを共有し、村田氏がリングの緊張感から完全に解放される安全基地を作り上げました。家族心理学の観点からも、アスリートの過度なプレッシャーを家庭内で中和し、健全な心理的境界線(バウンダリー)を保ったパートナーシップの理想例として高く評価されています。