看護補助者の待遇面は、近年の医療政策によって着実な底上げが進んでいます。厚生労働省の賃金構造基本統計調査や各種求人データを分析すると、2026年時点における常勤(正社員)看護補助者の平均年収は320万〜370万円前後、月給では20万〜25万円程度がボリュームゾーンとなっています。パート・アルバイトの時給相場は地域によって差があるものの、全国平均で1,150円〜1,450円程度で推移しています。
収入を大きく左右する要因の一つが「手当」の存在です。特に2交代制や3交代制を導入している病棟勤務の場合、1回あたり5,000円〜9,000円前後の夜勤手当が支給され、月に4〜5回の夜勤に入ることで月収が3万〜5万円ほど上乗せされます。
さらに注目すべきは、診療報酬改定に伴う看護補助加算の見直しと処遇改善手当の影響です。政府による「ベースアップ評価料」の拡充により、医療機関側が看護補助者の基本給引き上げや一時金支給を行う動きが定着しました。これにより、無資格スタートの職種でありながら、安定した昇給と賞与(年間2.5〜3.5ヶ月分程度)を確保できる病院が増加しています。