本作の大きな見どころの一つが、スクリーンに広がる息をのむような美しいロケーションです。ロケ撮影は、HYの結成地でもある沖縄県本部町(もとぶちょう)や今帰仁村(なきじんそん)を中心に敢行されました。二人が青春時代を過ごしたエメラルドグリーンの海、どこか懐かしい赤瓦の民家、夕暮れに染まる海岸線など、沖縄の雄大な自然が湊と美海の純粋な恋心を象徴的に引き立てています。
さらに、映画のクライマックスで流れるHYの主題歌『366日』は、映画のために新たに息吹を吹き込まれた特別なテイクです。新城毅彦監督の情感豊かな映像美と、仲宗根泉の魂を絞り出すような歌声がシンクロする瞬間は、鑑賞者を一気に物語の世界へと引き込みます。