現在、YouTubeや各種配信プラットフォーム、昭和レトロブームの波に乗り、若年層やZ世代の間でドリフターズのコントが驚異的な再評価を受けています。SNSや動画コメント欄には、次のようなリアルな生の声が溢れています。
「志村けんと加藤茶のヒゲダンスやタライ落とし、令和の今見ても腹を抱えて笑える」「CGもテイク2もない生放送で、大道具を人力で崩壊させるスケール感は今のテレビでは絶対に不可能」
当時の舞台裏の過酷さは、いかりや長介さんの名著『だめだこりゃ』に克明に記されています。毎週金曜日のネタ作りは朝方まで及び、少しでも間がズレればスタジオの空気が凍りつく極限の緊張感。加藤茶さんは後年のインタビューでこう述懐しています。「長さんは怖かった。でも、舞台に出てお客さんがドッと笑った瞬間、すべての苦労が消し飛んだ。あの人がいたから僕らは一流になれた」。
また、2024年から2025年にかけて開催されたドリフターズ結成60周年記念の関連展示や追悼イベントでは、杖をつきながらも登壇した高木ブーさんがウクレレで『いい湯だな』を爪弾き、隣で加藤茶さんが優しく肩を抱く光景が見られました。会場のオールドファンから涙がこぼれ、万雷の拍手が鳴り響いた現場の熱気は、彼らが単なるコメディアンを超え、日本人の人生の記憶そのものとして刻まれている事実を雄弁に物語っています。