男社会の色彩が色濃く残っていた芸能界において、女性経営者の先駆者としてキャリアを切り拓いてきた意義は極めて大きい。しかし、彼女自身は「女性経営者」というレッテルに固執することなく、常に実利とタレントの個性を最優先に考える姿勢を貫く。
型にはまったタレント育成を拒み、一見すると扱いづらい個性の強いタレントたちに「独自の主戦場」を与える手腕は、多様性が叫ばれる現代の組織経営においても強い示唆を与えている。管理するのではなく、個のエッジを研ぎ澄ませる環境を整えること。これこそがタイタンという組織の最大の強みだ。