快気祝いのお返しは不要?マナーの真相と失敗しない贈答の鉄則について徹底解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
療養を終えて職場や日常生活に復帰する際、本人が用意する返礼品には複数の名称が存在します。「快気祝い」「快気内祝い」「御見舞御礼」の3つは、本人の健康状態や退院後の見通しによって明確に使い分ける必要があります。
それぞれの違いと適用基準、相場を一覧表に整理しました。
項目・名称本人の回復状況・退院後の状態一般的な基準・相場のし紙の表書き・水引快気祝い(全快祝)病気や怪我が完全に治り、通院や服薬の必要がなくなった状態。いただいたお見舞い額の1/3〜1/2(半返し)表書き「快気祝」
紅白・結び切り(5本または7本)快気内祝い退院はしたものの、通院や自宅療養がまだ続いている状態。いただいたお見舞い額の1/3〜1/2(半返し)表書き「快気内祝」
紅白・結び切り(5本または7本)御見舞御礼長期療養が続く中での御礼、またはお見舞いのみいただいて入院しなかった場合。いただいたお見舞い額の1/3程度、または挨拶状のみ表書き「御見舞御礼」
紅白・結び切り(または掛け紙なし)退院内祝い退院の事実のみを報告し、療養を継続する段階での報告。いただいたお見舞い額の1/3程度表書き「退院内祝」
紅白・結び切り
まだ治療が残っているにもかかわらず「快気祝い」として贈ってしまうと、受け取った側は「完治した」と誤認してしまい、その後のコミュニケーションで配慮を欠く事態になりかねません。正確な病状に合わせた表書きを選ぶことが、相手に対する誠実なマナーです。