走塁ギアが一躍世界的なトレンドとなった背景には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)をはじめとする国際大会の存在がある。世界最高峰の選手たちが集う大舞台で、各国代表の韋駄天たちがこぞって保護具を装着して出塁する姿がテレビ中継を通じて全世界に配信された。
国境を超えた技術交流やギアの露出は、日本のアマチュア野球層や学生プレーヤーにも劇的な影響を与えた。安全面に対する意識の高まりとともに、かつては一部のメジャーリーガーだけの特別な装備だったものが、今や世代を超えて愛用される標準的な道具へと変化したのだ。