「夜遅くに思い立ってゲームセンターへ行きたい」と考えたとき、ネット上でまことしやかに囁かれる情報に惑わされてはいけません。特に注意すべきは24時間営業ゲームセンター現在の法的な実態です。
風営法第5号営業に該当するゲームセンターは、法令により深夜0時から午前6時までの営業が原則禁止されています(条例により午前1時まで延長が認められる地域を除く)。ネット上で「24時間営業のゲーセン」と紹介されている施設の多くは、以下のいずれかの形態をとっています。
- ボウリング場や複合カフェ(ネットカフェ)のフロア規定を利用した店舗:風営法が適用される区画のみを深夜0時にシャッターで閉鎖し、規制対象外のフロアだけを24時間営業しているケース。
- ゲームセンター無人化の実証実験・プライベートレンタルスペース:風営法の枠外となる特殊な会員制スペースでの運用。
したがって、「昔のように深夜2時にふらっと立ち寄って格闘ゲームの対戦ができる純粋なゲームセンター」は、現代の法規制下ではほぼ絶滅しています。深夜に訪問する際は、どのエリアが何時まで稼働しているかを事前確認することが鉄則です。
また、近年若い世代を中心にブームとなっているレトロアーケードゲーム穴場詳細まとめをめぐっても、知られざる現実があります。80年代〜90年代の『ストリートファイターII』や旧式シューティングゲームを稼働させる近くのゲーセン穴場店舗評判を聞きつけて訪問する愛好家が増加していますが、現場の裏側は危機的状況にあります。
稼働に必要なCRT(ブラウン管)モニターの生産は世界中で完全に終了しており、交換パーツの確保はオークションでの競り落としや中古機からの共食い整備に頼っています。レトロゲームの聖地と呼ばれる老舗店舗のオーナーは、「基板のコンデンサ打ち替えからハンダ付けまで、全て自前で修理しなければ1日も維持できない」と過酷な現場を明かします。レトロ筐体で遊べる環境は、職人的な技術者の個人的な情熱によってかろうじて保たれている奇跡的な空間なのです。