日本の年末の象徴であるNHK紅白歌合戦。日本最高峰の視聴率と知名度を誇るこの巨大番組だが、実は出演タレントに支払われるギャラ自体は、民放の特番に比べて格段に低いことで知られている。
公共放送という性質上、巨額の出演料を支払うことはできず、大物歌手であっても数十万円程度にとどまるケースが多いとされる。それでも出場を目指すアーティストが絶えないのは、全国的な圧倒的認知度と「紅白出場歌手」というステータスが、その後のコンサート動員やCM契約に莫大な二次効果をもたらすからだ。金銭的ギャラを超えた「認知のインフラ」としての価値が、芸能界においていまなお根強く機能している好例と言える。