長年の課題である過酷なラッシュを打ち破るべく、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)も手をこまねいているわけではない。山村明義(東京メトロ代表取締役社長)率いる経営陣のもと、ハード・ソフトの両面から抜本的な改革を目指す「東西線大規模混雑緩和プロジェクト」が着々と進められている。
南砂町駅における2面3線化の大規模ホーム拡張工事をはじめ、主要駅のホームドア設置や運行制御システムの高度化、さらにはワイドドア車両の積極投入など、混雑による遅延を防止する施策が継続的に投入されている。時差通勤を促すポイント還元キャンペーンなどのソフト施策も相まって、最悪期に比べれば数字上の混雑率は緩やかな低下傾向を見せているが、完全な解消にはなお時間を要するのが現実だ。