Q1:手術直後から視界が白っぽくかすんでいるのですが、手術の失敗でしょうか?
A1:手術失敗ではありません。切開や超音波の熱影響によって角膜に生じた一時的な浮腫(むくみ)や、瞳孔を開く点眼薬の残存効果が原因です。通常は術後3日から1週間程度で角膜の透明度が戻り、クリアな見え方へと回復していきます。ただし、急激な視力低下や激しい眼痛を伴う場合は、感染症の疑いがあるため直ちに執刀医を受診してください。
Q2:多焦点レンズを入れた後のハロー・グレア現象は一生治らないのでしょうか?
A2:レンズの回折構造自体は生涯変わりませんが、脳の認知機能である「神経適応(ニューロアダプテーション)」によって、気にならなくなるケースが大半です。術後半年から1年をかけて、脳が異常な光の輪を無駄な情報としてフィルタリングするようになります。ただし、暗闇での運転頻度が高い人や神経質な気質の場合、長期にわたってストレスが残存することもあります。
Q3:単焦点レンズで「遠く」に合わせると、スマートフォンの画面は全く見えなくなりますか?
A3:遠方に焦点を合わせた場合、腕を伸ばした手元(約40cm以内)は確実にピンボケします。スマートフォンの画面を見るためには、弱めの老眼鏡(リーディンググラス)の装用が不可欠です。日常生活でスマホ操作を優先したい場合は、焦点を「中間距離(約70cm〜1m)」に合わせ、外出時のみ運転用メガネをかけるという単焦点の逆選択も実用的な解決策となります。