マキの木の剪定時期をプロが解説!枯れる原因と失敗しない手入れ法

マキの木の剪定時期をプロが解説!枯れる原因と失敗しない手入れ法

マキの木の剪定時期をプロが解説!枯れる原因と失敗しない手入れ法の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

マキの木(イヌマキ・ラカンマキ)の美しさと健康を両立させる基本サイクルは、初夏(5月下旬〜6月)と秋(9月〜10月)の年2回の手入れに集約されます。それぞれの時期には明確に異なる目的が存在します。

第1の適期である初夏は、春から一気に伸びた柔らかい新梢(しんしょう)が固まり始めるタイミングです。この時期に行うマキの木刈り込み時期の手入れは、伸びすぎた新芽を揃えて全体の樹形を整えるとともに、枝葉の混雑を解消して梅雨時の蒸れを防ぐ重要な役割を担います。この段階で不要な新梢を整理しておくと、夏場の害虫発生率を劇的に抑え込むことが可能です。

第2の適期である秋は、夏場に再び少し伸びた枝葉を整え、冬の寒さに備える「整枝・秋剪定」の季節です。この時期の剪定は、翌春まで樹形を美しくキープさせるための仕上げであり、深く刈り込まずに表面を軽くなでるように整える程度にとどめるのが鉄則です。11月以降の寒風期に入ってしまうと樹木への負担が増大するため、作業は10月下旬までに完了させるのが理想とされます。

品種による差異にも着目が必要です。庭園の主木としてダイナミックに仕立てられる「イヌマキ」は成長が比較的早く芽吹きも旺盛なため、イヌマキ剪定時期を厳格に守って年2回しっかりと輪郭を引き締める必要があります。一方、葉が細かく密に茂り成長が緩やかな「ラカンマキ」は、仕立ての維持がしやすい反面、一度乱れると修復に時間がかかります。そのため、ラカンマキ手入れ方法では大鋏で乱雑に切るのではなく、後述する透かし剪定を丁寧に取り入れ、内部にまで柔らかな日差しを届ける緻密な管理が求められます。

なお、樹形を大幅に縮小させたい場合に行うマキの木強剪定の時期は、春の芽吹き直前にあたる3月下旬から4月が唯一の安全圏となります。これから気温が上がり新陳代謝が活発になる直前であれば、深い剪定による傷口の癒合も早く、胴吹き芽を吹かせる体力が残されているためです。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。