ドリヴァル・ジュニオール監督が発表した最新のブラジル代表招集メンバー最新リストは、大会登録枠の拡大を最大限に活かしつつも、徹底した実力主義で構成されました。ポジションごとの序列が明確化され、かつてのようなビッグネーム偏重からの完全な脱却がうかがえます。
まず注目を集めたのがブラジル代表背番号一覧の配分です。セレソンの象徴である「背番号10」を巡っては、怪我からの完全復帰を目指すネイマールが保持するのか、それともレアル・マドリードで世界最高峰のアタッカーへと君臨したヴィニシウスに禅譲されるのか、ブラジル国内でも激しい論争が巻き起こっていました。最終的に連盟が公表したリストでは、精神的支柱としての敬意を払いネイマールが10番を継続。一方で、攻撃の全権を担うヴィニシウスにはエースナンバーの系譜を継ぐ「7番」が与えられ、実質的な主役交代を印象づけています。
GK陣は依然として強固です。リヴァプールで盤石の守備を見せるアリソンと、マンチェスター・シティの最後方から正確無比なビルドアップを展開するエデルソンの2大巨頭体制は揺るぎません。第3GKにはブラジル国内組から20代中盤の安定株が手堅く組み込まれました。
最終ラインでは、アーセナルの守備を統率するガブリエウ・マガリャンイスと、レアル・マドリードのミリトンがセンターバックの主軸を形成。サイドバックには運動量と守備規律を兼ね備えた実力派が並び、従来の攻撃偏重型から攻守のトランジションを重視する現代的な構成へとシフトしています。
そして前線には、すでに世界的なセンセーションを巻き起こしているエンドリッキが堂々の選出。10代とは思えぬ強靭なフィジカルと得点感覚を兼ね備えた怪童が、セレソンの最前線で背番号9を背負うシナリオが現実味を帯びています。