現在のスペイン代表を語る上で欠かせない存在が、世界中を席巻する神童ラミン・ヤマルです。右サイドから繰り出される変幻自在のドリブル、鋭利なカットインからの左足シュート、そして密集を一瞬で無力化するラストパスは、かつてのリオネル・メッシを彷彿とさせます。
従来のスペイン代表は、ボールを保持しながらもペナルティエリア手前で決定打を欠く場面が散見されました。しかし、ヤマルが右サイドで常に1対1以上の優位性を作り出すことで、相手ディフェンスの守備網は必然的に歪みます。さらに左サイドには同等のスピードと突破力を持つニコ・ウィリアムズが構えているため、相手守備陣は両サイドのケアに追われ、自陣に釘付けとなるのです。
相手の厳しいマークに遭っても冷静に周囲を使い、ワンタッチで局面を打開するプレービジョンは10代とは思えない完成度を誇ります。彼がボールを持つだけでスタジアム全体の空気が一変し、チーム全体に強烈な攻撃の推進力が生まれています。