調査報道の一環として、SNSやレビューサイトに集まる数百件のリアルな口コミを精査し、さらに平日の現場取材を行いました。利用者の声からは、カタログスペックだけでは見えてこない「光と影」が浮かび上がってきます。
ポジティブな口コミで圧倒的に多いのは、「揚げたてアツアツのクオリティが落ちない」「子連れ外食としてはコスパ最強」という意見です。特にファミリー層からは、「普段の外食だと子どもが串を何本食べるかヒヤヒヤするが、定額制なら好きなだけ食べさせられる」という心理的安心感への称賛が目立ちます。油切れがよく胃もたれしにくい衣の軽さも、田中ならではの強みとして評価されています。
一方で、手厳しい不満の声として挙げられるのが「料理提供のスピード感」と「注文ルールによる制約」です。現場観察でも確認できましたが、串カツは注文が入ってから衣をつけて揚げるため、オーダーが集中する時間帯には提供まで15分〜20分程度かかるケースがあります。90分のラストオーダー制のなかで、注文した串が届かない時間が長引くと焦燥感に繋がりやすいのが現実です。
また、「1回の注文につき1人5本まで」といった店舗独自のオーダー制限が設けられている場合もあり、ペース配分を誤ると満腹中枢が刺激される前にラストオーダーを迎えてしまうという落とし穴も報告されています。