同じく著名人としてメディアの第一線で活躍する兄・長島一茂の存在も、彼女のジャーナリスト像を形作る上で欠かせない要素だ。プロ野球選手からタレント、コメンテーターへと華々しく転身を遂げた兄に対し、長島三奈は裏方の泥臭い取材活動に自らの価値を見出した。
家族という枠組みを超え、スポーツメディアという共通のフィールドにおいて二人はそれぞれの領分を尊重し合った。一茂氏が持ち前の存在感と直感的な発言でファンを魅了する一方で、長島三奈は圧倒的な事前取材と関係者への深い傾聴によって信頼を獲得していった。兄弟でありながら全く異なるアプローチでスポーツの魅力を表現し続けたことは、メディア表現の幅を広げる好例となった。