一般的にスイートピー全体には「門出」「ほのかな喜び」「私を覚えていて」といった言葉が添えられるが、赤色の個体には独自の意味合いが宿る。日本園芸協会などの資料によると、赤色のスイートピーに割り当てられた花言葉は「愛の入室」「優美」「私を忘れないで」である。
花言葉の起源を辿ると、ヴィクトリア朝のイギリスで、想いを秘めた男女が言葉の代わりに花を贈り合った風習に行き着く。ひらひらと羽ばたく蝶のような花弁の形状が旅立ちを連想させると同時に、燃えるような赤色が深い愛情と感謝を象徴する。卒業や転職、退職といった人生の節目において、情熱的な愛や感謝を伝えるギフトとして選ばれ続けている理由は、まさにこの深いストーリー性にある。